ある日、こんなお問合せをいただきました。
『屋根が剥がれ、浮きがあると業者に言われたので、見てほしい』
さっそく現場にお伺いし、ドローンで点検してみることに。
剥がれがあると言われたはずだけど…浮きがあると言われたはずだけど…どこにも見当たりません。

お客様に詳しく聞いてみると、訪問業者にこんな風に言われたそうです。
『近所で工事をしているものですが、お宅の屋根が剥がれて、浮いている部分があるから、
３万円で直しますよ！』
それで心配になったので、以前工事を頼んだグッドジョブにお電話したとのことでした。

その業者さんの連絡先は、神奈川県相模原市〇〇会社（お客様の住所は東京都東村山市）。相模原の会社がこんな所に…？
屋根には剥がれ浮きもなく、また言われるがままその業者へ必要のない工事を依頼することもなかったので良かったのですが、実はこれ、最近多い事なんです。

翌日、隣り町の別のお客様から『屋根の上の板金が浮いているとほかの業者に指摘されたので見てほしい』との依頼が…
現場にお伺いし、さっそくドローンで点検。
やはり屋根板金部の浮きなんて、どこにも見当たりません。
詳しくお話を伺うと『近所で工事をしている者ですが、お宅の屋根板金が浮いている所があるから、3万円で直しますよ』と言わたとのこと。
その業者さんの連絡先は、相模原市〇〇会社（お客様の住所は東京都東村山市）

・・・昨日の業者じゃないですか。どうも市内をぐるぐると営業しているようです。

　数日後、以前施工した東村山市内のお客様よりお電話があり『昨日、屋根が割れているから無料点検します』と言われて見てもらったら、350万円掛かると言われたので、見に来てほしいとのことでした。

すぐに現場にお伺いし、屋根を見ると、コロニアル屋根材が綺麗に破損していました。
どう見てもさっき割ったような新鮮な割れと破片の粉。
割れてから日数が経過していれば、粉は風雨で無くなっているはずです。
屋根は、ノンアスベスト材でしたが、屋根の上に乗って割ったのがバレバレでした。

今度は川口市の●●業者。貰ったという手書きの見積書を見せていただくと、コーキング処理・塗装で値引きして350万円の見積り。
お客様は契約までしてしまっていたので、クーリングオフの手続きをお手伝いさせていただきました。

結局、グッドジョブで屋根カバー工法工事を施工させていただきましたが、悪徳業者は本当に怖いです。
ご年配の方に、即決で契約まで持ち込む、そのスピード感にびっくりしました。

悪徳業者は、一見親切な対応で不安をあおり、極端な値引きで、契約を急がせます。
無料だからと、間違ってもその場で屋根に上ってもらったりしないでください。
不安を感じたら、一度帰ってもらって、信用できる業者にご相談ください。